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ヒマでも食べる

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2008年 12月 05日

ローマの中にある国・ヴァチカン市国

ローマのスケジュールを練り始めたとき、朝一番にヴァチカン博物館に行こうって思ってたんだけど、みんながそう思ってるから、実は午後のほうが穴場だという情報が・・・。
というわけで、ランチを食べてから、地下鉄を乗り継いで「ヴァチカン市国」へ。
ヴァチカン市国といえば、国の総面積が0.44㎡しかない世界最小の国。
入国審査も出国審査もなにもない(笑)
まずは、時間の制限がある「ヴァチカン博物館」へ向かうと、空いてる時期でもあるんだろうけど、並ぶことなく入場券を購入して中に入ることが出来た。
有名どころだけ見れればいいって思ってても、「システィーナ礼拝堂」までの道のりは遠い。
近道ってのはほとんどなく、一方通行だから、興味がなくてもルートを歩くしかない(-_-;)
それでもなんとか近道を・・・って思ったら、「ピーニャの中庭」ってところに出ちゃった。
ローマの中にある国・ヴァチカン市国_e0075693_10471849.jpg
左の写真は、ピオ・クレメンティーノ美術館にある、美術の教科書にも載ってる“ラオコーン”。
1506年にコロッセオの近くのエスクィリーノの丘から発見されたそうだ。
「ギリシア人が差し出した女神アテナへの供え物の木馬にトロイアの司祭だったラオコーンが槍で一撃した それに怒ったアテナが蛇を送ってラオコーンと2人の息子を殺した」っていうエピソードに基づいて彫られたもの。
腕とか蛇の一部がないところが、「本物なんだなぁ~~~」って感じだった。
右の写真は・・・なんだっけ???
「“チーノ”じゃなくて“ティーノ”だよ!」とわざわざ電話してきたので、“智レンチーノ”改め、“智レンティーノ”さん、情報お待ちしております!!
この中にある唯一のブロンズ像で、左手にライオンの皮、右手にこん棒を持ってる像だった。
さて、彼は一体誰なんでしょう???
ローマの中にある国・ヴァチカン市国_e0075693_1053163.jpg
左の写真は、「大燭台のギャラリー」って場所。
S.コスタンツァ教会サンタニェーゼ教会にあったという“大燭台”を見逃した私、この部屋の名前すら理解できないまま進むこととなった(゜◇、゜)
そして、「地図のギャラリー」だの、「ラファエロの間」だの、あとどれくらい見ればいいんだってくらいイロイロ見て、やっと「システィーナ礼拝堂」へ。
上りと下りが一体化してる二重らせん階段を覗き見して、エレベーターで降りた(笑)
あれ???このらせん階段は「システィーナ礼拝堂」を見る前だったかな???
き・き・記憶がぁ~~~(°°;))。。。。((; °°)
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入ったところと同じところか出て、次は「サン・ピエトロ広場」へ向かった。
サン・ピエトロ広場と言えば、カトリックの総本山!!「サン・ピエトロ大聖堂」のある広場。
ベルニーニの設計で、左右に2列、284本の柱が並び、長径240mの回廊の上の140ある歴代の法王と聖人の像は高さ3.2mもあるそうだ。
中心にあるオベリスクは、1世紀にエジプトから運ばれたもので、この場所はサン・ピエトロが逆さ十字にかけられた場所なんだってさ。
大聖堂の前には数え切れないほどの椅子が並べられてて、クリスマスの準備は着々と進んでる様子だった。
なぜかというと、クリスマスのミサに世界中から集まった人達が大聖堂の中に入りきらないから、広場にモニターを数台置いて堂内の様子を観賞するんだってさ。
宗教って凄いね、そこまでして“パーパ=ローマ法王”のお話が聞きたいんだねぇ~。
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サン・ピエトロ大聖堂の見学は無料。
手荷物検査で並んだけど、それはお年寄りのツアーがいたからだったみたい(笑)
サン・ピエトロ大聖堂の前身“コンスタンティヌス帝の聖堂”の工事が始まったのが315年。
古くなって倒壊の危険も出たため、1506年に建築家ブラマンテが教会再建に着手、ブラマンテの死後はラファエッロペルッツィサンガッロなどが工事を受け継いだんだけど、1546年にミケランジェロが就任するまで40年も棚上げされてたんだって。
ミケランジェロの死後はジャコモ・デッラ・ポルタカルロ・マデルノが引き継いで、1626年にやっと完成、80年もかかったんだねぇ~。
左の写真は、ミケランジェロの傑作“ピエタ”、1499年、ミケランジェロはまだ25歳、天才ってのに年齢は関係ないってことかぁ~。
右の写真は、ベルニーニの“聖ペテロの椅子”かな???
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ミケランジェロがデザイン”したというスイス兵の制服
オレンジと紺の太いストライプ・・・斬新よね(爆)
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システィーナ礼拝堂」は撮影禁止で、大きな声もだしちゃいけない。
ここの係員がヴァチカン博物館で一番働いてた気がする・・・「シーーー」ってね(爆)
あとは、「お前がうるさいよ」ってくらい大きな声で「静かに!」って言うのよね(* ̄m ̄)
システィーナ礼拝堂は、縦40.23m、横13.41m、高さ20.7m。
側壁にはボッティチェッリギルランダイオが“モーゼ伝”や“キリスト伝”を描き、天井のフレスコ画は、ミケランジェロが33歳~37歳の4年間で助手も使わず1人で仕上げたそうだ。
旧約聖書から題材を得た天井画は、“光と闇の分裂”、“日と月の創造”、“海と陸の分離”、“アダムの想像”、“イヴの創造”、“楽園追放”、“ノアの献身”、“ノアの洪水”、“ノアの泥酔”の9つが核となっていて、中でも“アダムの想像”と“楽園追放”は、「見たことあるぅ~~~!」ってくらい有名なもの。
どうやって描いたんだろう?って思うくらい凄いものだった。
4年間もたった1人でコツコツやったのか・・・私には1日だって無理~~~(爆)
そして、なんと言っても祭壇の奥の壁面に描かれた“最後の審判”が有名だよね。
最後の審判は、ミケランジェロが60歳のときに依頼されたものなんだって。
「中央にはマリアと聖人を従えたキリストが審判を下し、右側には選ばれた人が天へ上り、左側には罪深い人が地獄へ落ちていくのが描かれている」っていうけど、ん~~~左右の絵はよくわかんないなぁ~。
キリストの右下にいるバルトロメオがぶら下げてる人間の抜け殻は、ミケランジェロ自身の自画像だとか・・・。
最後の審判が見たい人は、「最後の審判 ミケランジェロ」って検索してみてね。

ローマは見所がいっぱい。
すっかり暗くなったけど、もう一頑張りしないと夕飯は食べられない!!

by hiro428 | 2008-12-05 11:47 | '08 イタリア


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