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ヒマでも食べる

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2007年 05月 01日

奇跡の砂/チマヨ

サンタフェの「奇跡の階段」に引き続き、今度は織物で有名なチマヨって小さな村の教会“サントワリオ・デ・チマヨ”に湧き出る「奇跡の砂」。
この砂を体の悪いところにつけると病気や怪我が治ると信じられていて、復活祭にはおよそ数千人の人々がこの教会を訪れるそうだ。
中には130kmも離れたアルバカーキから十字架を背負って歩いてくる信仰深い人々もいるとか・・・。
私はアルバカーキから車でサンタフェを経由してチマヨに行ったわけだけど、あの道のりを歩きで・・・って想像しただけで、信仰ってのはすごいんだなって思った。
奇跡の砂/チマヨ_e0075693_1132856.jpg
教会の中に入って、ほぉ~って眺めていると、私と同じくらいの背のおじさんがニコッと微笑んだので、思わず私も軽く会釈したら、その小さいおじさんは教会のファーザー、つまり神父さんだった。
小さい教会の小さい神父さん、奇跡の砂に優しい笑顔、なんだか完璧だよね。
隣にある小部屋に入ると、そこに小さな穴があいてて、赤いシャベルが入ってた。
私の前に脚の悪いおばあさんを連れた女性がビニール袋にたんまりと「奇跡の砂」を入れていた。
私もジップロックを持参していたので、信仰心もないのにお裾分けしてもらった。 
奇跡の砂/チマヨ_e0075693_10482954.jpg
その小部屋にはたくさんの写真や、その砂のお陰で不要になった松葉杖がたくさん置いてあった。
砂が湧き出るより持っていくほうが多いから、実は裏から砂を運んでるなんて話もきいたけど、やっぱり“信じるものは救われる”ってことなのかな???
                         
教会の中は撮影禁止だったから、同じ敷地内にあるショップでポストカードを買った。
それから、砂を入れる容器も2ドルで売ってたから一緒に買ってみた。
だって、何年かしたら、何の砂だったか忘れちゃうかもしれないでしょ。
その容器に入れとけば、ちゃ~んと思い出せるもんね。





4月28日、今年の誕生日は大変だった。
美味しいケーキを買って来てもらわないと~って思ってたのに、それどころじゃなくなった。
でも、2日遅れで友人がMaxim's de Parisのケーキを買って来てくれた。 
奇跡の砂/チマヨ_e0075693_11371689.jpg
2月の半ばに危ないかも・・・ってココにも書いたけど、母方の伯父さんが私の誕生日の前日4月27日の深夜に亡くなった。
入院してから、「危ない」と言われて1年以上、今年の2月にまた「危ない」って言われて2ヶ月以上、4月の半ばには「今日か明日、長くても1週間」って言われたのにさらに2週間、本当に伯父さんは頑張った。
娘であるいとこや、妹である母からすれば、「なんで、もっと長く生きてくれなかった」って思うだろうけど、私は「さすが伯父さん、よく頑張ったよね!お疲れ様!」って感じ。
本当はシンミリしちゃうはずなのに、喪主も含めて大笑いしちゃう事件が多発して、27日の仮通夜(28日が友引だったから)、28日のお通夜、29日の葬儀と、なんだか泣いたり笑ったり忙しい3日間だった。
「病院に行くたびに“これが最後かも”って毎回思ってた」って言ってたいとこも柱を抱えて「久しぶりに笑ったぁ~」って大笑いしてたし、みんなが大笑いできるってことは、伯父さんも幸せだったってことだよね。
伯父さんと飲む酒は美味しかった、伯父さんありがとうねぇ~~~!! 

by hiro428 | 2007-05-01 11:52 | アメリカ/NM


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