人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ヒマでも食べる

damenichi.exblog.jp
ブログトップ
2008年 02月 24日

世界遺産「トレド」へ-②

駅から旧市街までは歩いて20~30分らしいから、最初は歩いていくつもりだった。
でも、予定していたより1時間半遅い電車に乗ったから、ここはバスで時間短縮をって思った。
駅を出て右のほうに歩いて行くと、1台のバスが停まっていた。
たぶん、電車の到着時間にあわせて待ってるバスなんだと思う。
運転手のおじさんにいくらか聞くと、1人0.9ユーロだと教えてくれた。
お釣りもちゃんとくれる海外では珍しく親切なバスだった(笑)
座って出発を待っていると、続々と同じ電車に乗ってたであろう人達が乗ってきた。
歩いて旧市街まで行く人は、横目でチラッとバスを見て通り過ぎて行った。
トレドは三方をタホ川に囲まれた小高い丘にある街。
すごい上り坂・・・バスに乗って良かったぁ~~~って思った( ̄△ ̄;)
駅から10分くらいで“ソコドベール広場”に到着。
白いテントがインフォメーションになってたから、そこのお兄さんに「“ソコトレン”のチケットが欲しい」と言ってみた。
すると、何を思ったのかスペイン語でペラペラ説明を始めてしまった。
解ったのはほんの少し「あそこの○○って道を入って・・・」ってだけ(〃∇〃)
「英語でお願い」と言うと、あ・・・(°o° )って顔をされた(笑)
世界遺産「トレド」へ-②_e0075693_9354583.jpg
説明された道を入ると、左手にそれらしきお店があった。
レストランって書いてあるけど“お土産物屋さん”で、レジのお姉さんに「ソコトレンのチケットが欲しい」と言うと買えた。
チケットは、1人4ユーロだった。
お土産物も売ってるけど、水とかスナックも売ってて、キヨスクって感じかな。
世界遺産「トレド」へ-②_e0075693_9404789.jpg
ソコドベール広場に戻り、停まってる機関車の形をしたソコトレンの一番前に乗車した。
チケットの買い方が判らなくて困ってる韓国人カップルがいたので、お店の場所を教えてあげると、女性はとっても感謝してくれた。
後ろの席に座ったその韓国人カップルの男性が、どこから来たのか聞いてきた。
「日本から」と答えると黙ってしまった・・・反日っすか!?(笑)
世界遺産「トレド」へ-②_e0075693_9514647.jpg
私はてっきり市内観光が出来るもんだと思ってたんだけど・・・石畳の街を下ってタホ川を渡り、旧市街の外に出ちゃったよぉ~~~!!
ソコトレンは、外側から右回りで旧市街を一周するものだった。
なので、右側に座るのがオススメ!!
ユックリ走ってるようだけど、写真を撮るのは難しかった。
世界遺産「トレド」へ-②_e0075693_10554683.jpg
自分の目で見るのと写真では大違いで、写真だとただ茶色い街って感じだけど、実際は本当に美しかった。
途中、日本人の団体さんに手を振られたりしつつ(笑)、約50分でソコドベール広場に戻った。
景色に感動して、50分なんて意外とあっという間だったなぁ~。
さて、時間もないことだし、お土産の「マサパン」だけは買っておかないと!!(笑)
ソコドベール広場の真ん前に“サント・トメ”というマサパンの有名店があった。
いろんなお店で売ってたけど、ここは1856 年創業の老舗だそうだ。
世界遺産「トレド」へ-②_e0075693_10953100.jpg
お店に入ると、店員のおばちゃんが3人いて、私達には目もくれず、ずーっとしゃべってた(笑)
マサパンってのは、アーモンドの粉と砂糖で出来たお菓子だそうだ。
形はイロイロだけど、中身は一緒!?(爆)
世界遺産「トレド」へ-②_e0075693_10131570.jpg
カラフルなフルーツのマサパンってのも売ってたけど、これはどんなものかわからない。
1個くらい買ってみれば良かったな・・・( ´△`)
チョコレートとかも売ってたけど、マサパンの有名店でチョコレートを買う人って稀だよね?
でもね、ペットボトルの水は、ここが0.6ユーロで一番安かった(笑)
世界遺産「トレド」へ-②_e0075693_10172994.jpg
サント・トメってのは、14世紀にオルガス伯爵が再建した教会の名前で、この教会には“エル・グレコ”の「オルガス伯の埋葬」があることで有名。
オルガス伯爵の埋葬」は、1323年に亡くなった伯爵の埋葬がテーマで、その絵画の前列左側の少年がグレコの息子のホルヘ・マヌエルで、その黒い衣服のポケットにグレコのサインと息子の生年月日が書かれた三角の白い布、そして絵の中にはグレコ自身も描かれているらしい。
カテドラルからそんなに遠くないはずなんだけど、残念ながら辿り着けなかったから(←迷子)、本物は見れなかったんだよねぇ~。
なので、マサパンのサント・トメのウィンドウに飾ってあったサント・トメ寺院で・・・o( _ _ )o
たぶん、これ↓がそうなんだと思う。
世界遺産「トレド」へ-②_e0075693_10312875.jpg

世界遺産「トレド」へ-②_e0075693_1032442.jpg
←「オルガス伯爵の埋葬
ちなみに、エル・グレコはギリシャのクレタ島生まれで、トレドで生涯を終えた画家。
「エル・グレコ」とは名前ではなく、「あのギリシャ人」と言う意味だそうだ。
私は宗教画が苦手なんだけど、エル・グレコの絵は好きなんだよね。
赤と青の色が鮮やかで、光っていうか、光沢みたいに見せてるのが、宗教画なのに暗く見せてない感じ・・・!?
芸術に疎い私でも楽しめるって、別の意味でも、すっっっごい画家なんだろうね(*^▽^*)

by hiro428 | 2008-02-24 10:44 | '08 スペイン・オーストリア


<< 世界遺産「トレド」へ-③      世界遺産「トレド」へ-① >>